きつい咳と高熱をともなうマイコプラズマの感染症。長びくと肺炎になることもあります。
どうすれば治療できるのか?どうすれば予防できるのでしょうか?
マイコプラズマという言葉を聞いたことがおありでしょうか。このマイコプラズマ(Mycoplasmapneumoniae)というのは真核生物細菌の名前です。オリンピックイヤーに(3〜4年に一度の周期を持つようです)発生することからオリンピック熱とも言われます。このマイコプラズマ感染した場合乾いたような痰を伴わない咳をするようになり、また発熱は38.5℃を越える高熱を発することも多いです。さらに頭痛、ノドの痛み、全身倦怠感などの風邪のような症状が出ます。マイコプラズマによるこれらの症状は、幼少児から青年期に多くみられますが、最近では、大人が感染して重症化するケースというのが急増しているそうですね。マイコプラズマ感染症は潜伏期間が2〜3週間あるので、平気で外出できたりします。2〜3週間後に咳や高熱などの症状が現れてもそれはすでに多くの人に感染したあとだったりします。これらの症状は悪化すると咳は次第に激しさを増し、肺炎をはじめ中耳炎や発疹、ときには髄膜炎、脳炎、心筋炎、肝炎を起こすこともあるようです。非常に症状は多彩でそれゆえに原因の特定は素人には困難です。
マイコプラズマの治療は遅れるとなかなかやっかいです。症状としては、高熱が出ては下がりよくなったったかと思うとまた高熱が出る、という具合になかなかなおらない人もいるようです。特に高熱が続くと人間は体力を奪われますので、合併症を併発しやすくなります。早期の治療が望ましいといえます。咳のほうもひどくなると胸の圧迫や肋骨にヒビが入るまでの咳になることがあります。高熱が続いたり咳の症状が激しい場合は(顔を真っ赤にするほどせき込む場合は肺炎の可能性もあり)、早めに医師の診察を受け抗体検査などを実施するべきでしょう。マイコプラズマに対する抗生剤の投与や胸部X線、また血液検査などもする必要があります。マイコプラズマ肺炎や気管支炎などにかかると症状が悪化した場合10日〜二週間程入院することになります。最悪のケースでは実際に合併症による死亡例というのもあるそうです。当然ですが対策が早ければ早いほど薬や治療に要する時間も早くなります。
マイコプラズマ肺炎は「歩く肺炎」とも言われています。それはマイコプラズマに感染していても潜伏期間が長く気づかないため、外を出歩いて周りに菌を撒き散らすからです。学校や職場などの人がたくさん集まる空間ではさらにこういった集団感染がおきやすく、マイコプラズマは一度流行ると瞬くまに広まりだします。そのためマイコプラズマを持っている生徒は完治するまでは出席停止とする学校もあるようですね。このマイコプラズマ最近では4年に一度の流行ではなく、毎年のようです。特に免疫というのもつかないらしく、同じ年に2度かかったりすることもあるそうです。だからこそ早期の発見も大事ですが、マイコプラズマ感染症においては普段から予防するという考えが最も重要ではないでしょうか。そして予防に一番適した方法というのが手洗いとうがいです。これ以上に効果のある予防法をわたしは聞いたことないです。